Dream Theater2年半ぶりの新作THE ASTONISHINGを聴いてみて
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2週間くらい前にドリームシアターの新作THE ASTONISHINGが発売されました。
2年半ぶりの新作とのことです。
Disk1には20曲、Disk2には14曲と全34曲の2枚組です。
その内の5曲は1分前後の繋ぎ的なものなので、実際に演奏しているのは29曲です。
概要
今回はコンセプトアルバムといことで映画のようなストーリーを感じさせる内容になっています。プログレッシブメタルというよりロックオペラだそうです。
実際、変拍子やドリームシアターらしい超絶な掛け合いもあるのですが、メタル的な要素は少ないですね。聴いた人は賛否両論あると思います。
僕個人はアタリではなかったですね・・・
やっぱメタル的な要素はたくさんあったほうが嬉しいんで・・・
テクニカルな部分はもちろんあるので、ハズレとまではいきませんがね。
聴く人によっては、逆にメロウの要素が多いのでドリームシアターの持つ美しいメロディーが好きな方は良いと思いますよ!
あとはストーリー的なものがしっかりあるみたいなので、その辺もしっかり理解して聴くと楽しめるんではないでしょうか。
僕は映画は一切観ないし、そこら変には興味ないのでどんな内容かはよく分かりません。100%このアルバムを楽しむならストーリーも気にしてみると良いと思います。
これはDisk1の3曲目「The Gift Of Music」の映像です。この曲はカッコイイですよ!
ドラムについて
ドラムの音量バランスはタイコ類の音は大きいので聴きやすいです。
しかし、シンバルの音が小さいのであまりキット感が出ていないかなとも思いました。
でも、ライドやハットなどシンバルでやっていることはスゴイです。
イヤホンやヘッドホンなどでしっかり聴けばマイクマンジーニらしい「これ片手でスゴイことやってんな」というのが分かると思います。
マイクマンジーニのドラムソロ。
音色はメタル的な楽曲やセクションが少ないわりに、硬めな音色ですね。
キックも結構バチバチ鳴ってます。
基本的に太鼓類の音は大きく、音色も硬めな輪郭がハッキリしたものなので何をやっているか分かりやすくて良いのですが、ちょっと曲とマッチしていないかなと思いました。
タイコの音量が大きいのは大歓迎なのですが、もう少し柔らかい音色の方が今回のアルバムは良かったのかなと個人的に思いました。
いや、それでは今までとギャップが出すぎて逆にダメなのかな?作り手側は何か思惑があってこの音色にしたのでしょう・・・
曲によってはスネアのチューニングを結構下げたものがあったりと(Disk1 4曲目 The Answer等)、楽曲にあったチューニングでの音作りはしているのでミックスの影響ですね・・・
キャノンタムの音色も結構硬いんですよね!?好みの問題ですが・・・
僕はもっとポコポコ鳴っている方が好きなんですよね。カラカラ感が強かったです・・・
ちなみにキャノンタムの使用頻度はそんなに高くないので、そこも少し残念です・・・
タムはいっぱい使ってますけどね!
プレイ面では、キックでの細かな装飾音符を多用しているのが印象的でしたね。
あとはブラストビートの使い方が斬新な箇所があって、個人的な今後のドラムプレイの参考になりました。(該当箇所は次の項目に記載します。)
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聴きどころ
ドリームシアターの楽曲は展開も様々で、色々な要素が入っているので聴きどころは、たくさんあります。
その中でも僕個人が好きな聴きどころは、各パートそれぞれのテクニックが応酬する掛け合いの部分です。本当、ときめきます!
今回はその掛け合い部分が、どの曲のどの辺りにあるのかをまとめてみました。
今回僕がまとめたモノは比較的長めの掛け合いパートになるので、これ以外にも短めの掛け合いはありますので、そちらは各自聴きながら見つけてみてください。
Disk1
「3曲目 The Gift Of Music」
2:43辺りからのギターソロやキーボードそろを交えつつの掛け合い。
「10曲目 Three Days」
1:44辺りから展開が変わり、そんなに長くはないですが掛け合いが始まります。
3:25辺りからホーンセクションをフューチャーしたセクションになり、その流れからオペラに用いられる様な歌のパート上でブラストビートを叩いています。ホーンセクションからの流れがなければブラックメタル的な手法やシンフォニックメタル的な手法を応用したパートという印象ですが、その前にホーンセクションパートを持ってきているのが斬新でセンスがあります。
「13曲目 A Life Left Behind」
この曲はイントロのギターフレーズから、おっドリームシアターらしい変拍子の曲が来たぞ!と思うかもしれませんが、ギターフレーズの音の区切り方が5→5→6→8なので(後半の6→8は人それぞれ捉え方が変わると思うので、もっと細かく切っても良いと思います)変拍子に聴こえますが、4/4拍子の3小節周期で変拍子ではないです。4/4拍子の3小節には8分音符が24個。5+5+6+8=24ということです。(SIAM SHADE の「1/3の純情な感情」のイントロ的なあれです。「1/3の純情な感情」の場合は4/4拍子の2小節を3→4→4→5ですが。)
「19曲目 A New Beginning」
3:47辺りから、ギターソロありキーボードソロあり掛け合いありのセクションが始まります。
Disk2
「2曲目 Moment Of Betrayal」
3:22辺りから掛け合いが始まります。今作の中で一番スリリングな掛け合いではないでしょうか。個人的には今作の中で1番好きですね。
「5曲目 The Path That Divides」
ガッツリ掛け合いというわけではないですが、2:04辺りからポートノイがいた時代を彷彿させる激し目なセクションが始まります。
「8曲目 My Last Farewell」
2:38辺りから、掛け合いが始まります。
まとめ
今回のアルバムはロックオペラであり映画のような作りのコンセプトアルバムになるので、メタル要素は少ないですがドリームシアターらしいテクニカルな掛け合いは、しっかりあるので超絶テクニックが好き、興味があるといったプレイヤーの楽しめる要素はちゃんとあります。
そして、ドリームシアターのメロウな部分が好きな方には、聴きごたえのあるアルバムだと思います。
ただ、個人的にはこの様なアルバムはもう大丈夫なので、攻撃的な要素をもっと増やしたアルバムをお願いしますといった感じです・・・
こちらは、前作「Dream Theater」 からのナンバー。このアルバム発売の際の来日公演を僕自身のバンドのメンバーみんなでZepp東京まで観に行ってたんですが、ステージからかなり近い位置で観ることができ、テクニック、プレイの安定感、迫力、全てに圧倒されました。
こちらは前々作(マイクマンジーニ加入後の初のアルバム)「A Dramatic Turn of Events」からのナンバー。このアルバムが発売された際の来日公演も僕は横浜アリーナまで観に行っていて、会場が大きく席もステージから離れていたため肉眼と双眼鏡を使い分けて見ていた思い出があります。
- アーティスト: Dream Theater
- 出版社/メーカー: Roadrunner Records
- 発売日: 2011/09/13
- メディア: CD
- 購入: 3人 クリック: 8回
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