gibkiy gibkiy gibkiy 1stワンマンライブ行ってきたよ
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昨日は高円寺HIGHにて行われたgibkiy gibkiy gibkiyの1stワンマンライブを観に行ってきました。
ドラマーは僕の師匠であるSakuraさんです。
かなり楽しみにしていたんですよ。
YouTubeでも全国ツアーの映像がアップされていてそれを見るたびに「スゲーな、絶対行くしかないじゃん」と毎度思っていました。
もうね楽しみすぎてドラムのコピーとかしちゃいましたもん。
16日にある @gibkiy_official のライブが楽しみすぎて自分なりにコピーしてみる。
— Sugiyaman (@DrumSugiyaman) 2016年4月14日
あくまで自分なりに。
これ恐ろしく難しい!
原曲は誤魔化しきかないドラムオンリーで始まるし凄すぎΣ(*゚Д゚ノ)ノ pic.twitter.com/wz276ZDkgj
もういっちょ@gibkiy_official を自分なりにコピー。所々ハットを8分裏で踏んでいたのでそちらも。
— Sugiyaman (@DrumSugiyaman) 2016年4月15日
こういった隠し味的な要素も流石@sakurazawa さんだと思う!
ハットの踏み方1つで聴え方やノリが大きく変わる! pic.twitter.com/dgfcAdilLK
あっ、でもライブで観たSakuraさんのドラムは、僕が叩いているものなんかとは別次元の凄さでしたから!
あまりにSakuraさんのドラムが凄すぎて、正直「あんな自分の叩いたツイートしなきゃよかったな・・・」と思いましたよ。
ま〜、でもいいんです!
動画を投稿するのは自分がいかに恥をかくかという目的もあるのですから!
何事も恥をかかなければ前に進めません!
どの分野でも一流のすごい人って、誰よりも恥をかき誰よりも失敗しているはずですからね。
では、ライブを観た僕の感想を書きたいと思います。
今回、僕は一人で行きました。
まず今回のライブ会場の高円寺HIGHなのですが、こじんまりしたライブハウスで基本的にどこにいても演奏をよく見ることができたと思います。
僕は上手側のちょうどギターのaieさんとボーカルのkazumaさんの間あたり、フロアの真ん中ぐらいにいました。
Sakuraさんのドラムをよく見るためにこのポジションです!
もっと前には行きたかったですけど・・・
終演後だとドリンカーが混むので素早くドリンクをゲットして場所をとりました。
だが、ここで問題発生!
僕はお酒を一切飲まないということもありオーダーするものはソフトドリンクです。
しかも、持っていてもこぼす心配のないミネラルウォーター(ペットボトル)をもらいます。
だがメニューにミネラルウォーター及び水の表記がない。
仕方なくウーロン茶(カップ)を注文。
これを終始持っているわけかと思ったが、そんなに激しく暴れたりするライブではないのでね。
そんなことを思いつつ開演を待っていましたが、今回は18:30開場、19:00開演だったのですぐに開演の時はやってきました。
僕はgibkiy gibkiy gibkiyのライブは初だったのでどんな感じになるのか一切知らなかったのですが、暗転しおそらくkazumaさんの声と思われる唸り声のSEがしばらく流れます。
最初から、すごい雰囲気だなと思っているとaieさん→Sakuraさん→kazuさん→kazumaさんの順でメンバーが登場(たぶん)
そこで驚いたのが、よくライブで起こるメンバーが登場した時のキャーとか名前を呼ぶなどの声がお客さんから上がらず独特の雰囲気が漂っている。
なんか緊張感のある雰囲気でした。
メンバーが定位置につき曲が始まるのですが、1曲目はSakuraさんはタブラというパーカッションを叩くためにドラムセットには座りません。
ちょうどドラムセットとベースアンプの間くらいにセットされたタブラを床に座って叩きます。
Sakuraさん曰く、人前でタブラを演奏したのはおよそ20年前の渋谷公会堂での演奏以来とのこと。
いや〜、貴重なものを見せてもらいました!
だが一つ後悔なのが僕の見ていたポジション・・・
僕がいたのはステージ上手側・・・
Sakuraさんがタブラを叩いているのはステージ下手側・・・
しかも座って叩いている・・・
なんとか人と人の間から少しだけ見えましたが、手元など完璧に見れたわけではありません・・・
でも、しょうがないのですドラムの演奏をよく見るためには僕がいたポジションが良いのですから!
そんな葛藤を抱いていると1曲目が終わりSakuraさんはドラムセットにつきます。
ちなみに先に紹介しておきますがセットリストはこんな感じです。
- 掌る肉
- 劇中劇
- 頭蓋、紛い
- 形状において歪な、または不自然な
- grotesqueに明らか
- 管
- 嫋嫋たる対象
- 箍を外す場合、穴に群れる具合
- 形の無い、何よりも、愛したのは、お前だけが
- spoiled me
- 蟻は血が重要である
- 脳内に
それからこのセットリストをMCは一切挟まず演奏していきます。
MCを挟まないとなると曲間やチューニング時の変な間ができてしまうように思いますが、そうではありません。
曲の繋ぎもメンバーの演奏で繋いでいくのです!
なのでほぼSakuraさんはノンストップでドラムを叩いています。
タバコを吸っている時間はありませんでした。
水分補給する時間もほとんどなかったと思います。
それから印象的だったのがaieさんがギターの6弦をドロップにしたり戻したりする音も、効果音として曲の繋ぎに使っていることです。
「なるほど、パクろ」と思いましたよ。
僕はドラマーなのでここからはSakuraさんのドラムを中心に書きたいと思いますが、
まず凄かったのが音圧です。
先週Sakuraさんとしゃべている時に僕が「YouTubeの新しいライブ動画みましたよ!音圧すごいですね!」と言うと
「あれはPAのおかげだよ」と言っていましたが、実際に生で、あの距離で見ればあれが謙遜であることがすぐにわかります。
振り幅の大きさ、ショットスピード速さ、腕の重さの乗せ方、全てが音圧につながっていると思いました。
ゆえに迫力がすごいんです!
ボクサーで言うところの、こんなバリバリにインファイトするんだと驚きました!?
僕のSakuraさんのイメージや好きな部分てアウトボクサーよりのオールラウンダーな部分なんです。またボクサーで例えましたが・・・
すごく簡単に言うとキレのあるプレイってことです。
だけどオールラウンドに何でもできるので、どこに比重を置くこともできるみたいな。
しかし、今回のライブではもちろん繊細なタッチで叩く部分はあるものの、こんなに激しくインファイトするのみたいな感じでした!
バンドのサウンドや世界観に適したプレイをしたら自然とこうなったのだと思いますが、Sakuraさんの懐の深さを改めて実感しました。
もちろん、これぞSakuraさんといったようなキレのあるプレイや、流れるようなタムを使ったプレイもあります。
それから近くで見たから分かったのですが、チャイナを激しく叩きながらビートを刻んでいる時のグリップ。
これが振りを大きくしても握力が消耗しないスティックの握りをしていたんです。
具体的なことについては、また別記事でドラムのテクニックの話として書こうと思いますが、本当に引き出しが多いんですよ。
しかも、なんとなくやっているのではなくガッツリそっち系の人ですかと思わせるプレイ。
僕も真似します!
この辺の音圧や迫力については真っ先に感じた部分だったのですが、ライブを見進めるにつれて別の感想も抱きます。
それは
「すごく芸術的だな〜」
ということです。
考えてもみてください、曲の繋ぎも含めライブの最初から最後までほぼずっとドラムを叩くということを。
これがただ曲を演奏するだけならば自分たちの楽曲を演奏していれば良いのですが、曲の繋ぎを毎度演奏することの難しさ、そしてそれをこなす凄さったらありません。
毎回、自然な流れを作るんですから。
もちろん様々なドラムのテクニックを習得していないとできませんし、そのテクニックをどう使ったら良いか、いつ使ったら良いかの選択はその人のセンスが問われます。
ドラムの演奏って「この曲のビートは何を叩こうか?」とか、「どんなフィルを叩こうか?」だけではないんですよ!
そういった、芸術的観点も学ぶことができたライブでした。
正直「このライブ観てないドラマーをはじめバンドマンて、なんてもったいないことをしているんだ」と思いましたよ!
いや〜、本当に行って良かったですよ!!
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そして終盤の演出で黒い風船が降ってきました!
最初、肩や腕に微妙に何か当たるなと感じ、後ろの女性が髪を振り乱してそれがぶつかっているのかと思いましたが風船が後ろから飛んできていたのでした。
激しく頭を振っている人はいなかったので、おかしいと思ったんですよ(笑)
それにしても黒い風船てあるんですね!?
初めて見ました。
もしかしたら、この風船にメンバーのサインが書いてあるなんてことが!と思いましたがそれはなかったです。
全部確認したわけではないのでわかりませんが・・・
で、記念にこの風船を持って帰ろうと僕は降ってくる風船のうち1つをキープし手に持ちながら残りの数曲を聴いていたのですが、正直その時から雑念が頭の中をよぎり続けました。
「この風船どうやって持って帰ろう・・・」
バックを持っているが明らかに膨らんだ風船が入る大きさではない・・・
ライブが終わったら近くのコンビニを探し何か商品を買う。
その際にできるだけ大きなビニール袋をもらって入れようか・・・
いや、ケチなコンビニでは商品に適した袋しかくれない可能性もある・・・
2リットルのペットボトルを買えば大きい袋をもらえるのではないか?
いや、いくら大き袋とはいえ2リットルのペットボトルと膨らんだ風船が入る大きさかはわからない・・・
ゴミ袋を買うか?風船が入りそうなエコバックでも買うか?
いや、そもそも何を買うにしてもこの膨らんだ黒い風船を持ってお店に入らなくてはいけない・・・
いっそのこと手に持っているこの黒い風船を床に落としてしまおうか・・・
いや、それはダメだ!
この膨らんだ黒い風船を家まで持って帰る事が僕にとって1つの称号となり、また自身の精神力につながるのではないか!
もし僕に彼女がいたとして、彼女は今日のライブを楽しみにしていた。
だが彼女は急用でライブに行けなくなってしまい僕一人で来ていたとする。
その場合100%彼女のために、お土産の1つとしてこの風船を持って帰るだろう。
その時に僕は恥ずかしとか人の目がどうのとかは絶対に気にせず、彼女にこの風船をお土産として持って帰るという気持ちしかないはずだ。
だったら出来るではないか!彼女はいないけど・・・
僕は決意しました。
掴んでいるこの風船を絶対に離さない!と
ライブが終わり(アンコールはありませんでした)ここからが僕の戦いです。
暗転から照明が戻った会場では風船を手に持っている人はさほどいませんでした。
みんな帰りの道中のことを気にしているのでしょう。
これが特効の銀テープだったらみんな持って帰っているはずです。
持って帰ろうとしている人を見ると、2人、3人で友達と来ている人や1人で来ていたちょっとゴスロリ風の格好をしている女の子などです。
友達と来ているのなら、その友人がいる間は心強いでしょう。
ゴスロリ風の女の子なら一人でいても黒い風船を持っていることに違和感はない。
むしろ似合っている。
だが僕は今日は1人で来ている。
移動は電車だ。
ゴスロリでもなく、そもそも男だ。
そして今日は黒いニット帽にマスクを着用している。
そんな奴が黒い風船を持って街中を歩いていたり電車に乗っていたら完全に怪しい!
だが僕は決めたんだ!
この風船を離さないと!
まず、この会場を出るだけでも周りの目が若干気になる。
それくらいこの風船を持ち帰る人が少ないのだ。
階段を上がると出口付近でフライヤーを配っていた。
フライヤーを受け取り普段なら邪魔にならないようにバックの中にしまうのだが今日はしまわない。
フライヤーを手に取った瞬間、確信した。
これは使えると!
風船をちょっと隠すことができるのだ!
もちろん全て隠せるわけではないが見る人の角度によっては紙を手に持っているようにしか見えない。
そんな重要なアイテム(フライヤー)をゲットし会場の外に出る。
入り口付近の今日のライブのポスターを写真に撮り(冒頭の写真)駅へ向かう。
今まで一緒にライブを見ていたお客さん達の波に乗っていく。
が、予期せぬアクシデントが・・・
先ほどもらったフライヤーの束が手から滑り地面に落ちてしまう。
結構な枚数だったので盛大にぶちまかれた!
ただでさえ人目を避けたいのに余計に注目されてしまった・・・
片手に風船を持っているので素早く拾うこともできず、そもそも枚数もかなりあったのでしゃがみこんで惨めに拾っていると、ライブを見ていた人なのか通りすがりの人なのかは分からないが、おばさんが拾うのを手伝ってくれた。
もうほとんど自分で拾い終え最後の2枚だったが・・・
でも、ありがたいものだ!
高円寺の駅に着き先ずは乗り換えのために新宿に出なくてはいけない。
総武線に乗ったのだが、幸い電車は混んでいなかった。
フライヤーで隠しているつもりだがもちろん隠しきれていないので、周りの人からチラッと見られていることは容易に察知できる。
先ほど道でフライヤーをぶちまけてしまい望んでもいない注目を浴びたが、それ以上の最悪の結末は電車の中で風船が破裂してしまうことだ!
それだけは絶対に避けたい。
無事に新宿まで着いたのだが総武線に乗った際に学んだことがある。
それは席に座ると風船の存在が結構わかるということ。
幸い総武線では席に座った際、真横に人が座らないほど空いていたのでなるべく人の視界に入らないように足を少し開き足の間に風船を入れていた。
だがこれは真横に人が座っていたら足を広げられないので出来ない。
となると風船を膝の上に置かなくてはいけなくなる。
そんなことをしたら余計に注目されてしまうし、最悪風船が破裂したら横の人にどんな顔をして良いかわからない・・・
なのでドア付近に立った方が良いという結論に至った。
配置的には電車のドアに向かって立ち、そのドアと身体の間に風船を持ってくるというものだ。
これならばかなり近くにいる人しか風船の存在に気づかない。
そんなことを考えながら次の電車に乗るために新宿駅を歩いていた。
もちろん人のたくさんいる新宿駅構内はカモフラージュが効かないので、むしろ堂々とした。
「はい、ディズニーランドの帰りですけど」と言わんばかりの振る舞いでだ。
ディズニーランドに黒い風船はないと思いますが気分的にね!僕だってgibkiy gibkiy gibkiyのライブという夢の国に行ってきたのですから。
目的の路線に着き、比較的空いている車両に乗り込む。
席はちらほら空いていたが決して座らずに、先ほどのシミュレーション通りにドアの前に立つ。
発車までに時間があったのでそれからも人が乗り込んできたが満員には程遠い混み具合だった。
出発の際に一瞬ヒヤっとしたのが電車が大きく揺れたため、危うくドアと自分の体で風船を押しつぶしてしまうところだった。
そのことからも、ドアとの距離をもう少しとることにした。
もちろんこの戦法をとっていたが周りからの視線はないわけではないので、ドアの窓に映る車内からその様子は察知することができた。
ここまできたら周りの目はどうでもよくなり、とにかく予期せぬことで風船が割れないことだけを考えていた。
カモフラージュの役目を担ってくれたフライヤーの角が、何かの拍子に風船に突き刺さったりしたら大変だ。
無事に最寄駅に着き慎重に改札を通った。
この日は少し風があったため風船が飛ばされないように、風船を握る力を強める。
駅構内を出て暗がりに入ってしまえば、黒いということもあり風船はそんなに目立つことはない。
足早に駅を出て家へ向かう。
コンビニで何か夕食を買っていこうかと思ったが、風船のこともあって先ずは早く家に帰ることを優先した。
そして
無事に家に持って帰ることができました!!!
途中から風船と僕の話になってしまいましたが、本当に良いライブでした。
まだ色々と公演があるみたいなので、ぜひ皆さんもgibkiy gibkiy gibkiyのあの迫力、雰囲気を味わってみてください。
ホームページ→gibkiy gibkiy gibkiy
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Snapchat ユーザー名: sugiyaman https://www.snapchat.com/add/sugiyaman