4分音符のキックが不安定・・・安定したキックを踏みたきゃカカトで踏め‼︎
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バスドラムを鳴らすときはペダルを踏んで鳴らします。
もちろん足を持ち上げペダルに向かっておろせば音は鳴りますが、そのペダルを踏むという動作にも色々ありまして、奏法として教則本やドラム雑誌なんかで取り上げられています。
今回はその中でも特に4分音符でのキックのキープや、一発のキックを踏むときに心がけておいたほうが良いことを紹介します。
細かなダブルのキックはテクニカルでかっこいいですが、シンプルな一発のキックを安定して踏めなくては心地よいビートやドラムフレーズを生み出すことはできません。
ぜひ皆さんも、安定してバスドラムを鳴らせるようになりましょう。
どうやってペダルを踏んでる?
ペダルを踏むのは足になるわけですが、足のどこでペダルを踏んでいるでしょうか。
つま先の方だったり足全体だったり人それぞれでしょうし、状況によっても違っってくるでしょう。
その他にもカカトを下ろしてペダルにカカトをつけたまま踏むヒールダウン奏法や、カカトを浮かして足を振り下ろすヒールアップ奏法などがあったりもしますので、そこでもどうやってペダルを踏んでいるかというのは人それぞれ分かれます。
音量を出しやすいという観点からヒールアップ奏法の方が多く使われますが、小さい音のコントロールがしやすいヒールダウン奏法と両方を使い分けることによって、表現の幅を広くしているドラマーもたくさんいます。
もちろんジャンルによってはヒールダウンをメインに使っている人もいますし、ヒールダウンでもヒールアップに負けないくらいの音量で演奏するドラマーだっています。
そんなわけで奏法的な一番初めの分岐点がヒールアップとヒールダウンになるわけですが、今回はヒールアップでの場合について話をします。
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意識するのはカカト!
今回は4分音符だったり、細かく連続でキックを踏むのではなくドンと一発踏むときに特に役立つ意識することを紹介しようと思うのですが、
それはどこかと言いますと
カカトです‼︎
タイトルではカカトで踏めと言っていますが、厳密にはカカトで踏んでいるような感覚で踏めということです。
ですので、足を振り上げてカカト部分のみでペダルを踏むということではありませんので、勘違いしないでくださいね。
具体的にどうするかというと、ペダルの踏み方や踏む位置は今まで通りでとりあえずは良いのですが、最終的に踏み終わった後にカカトを地面というかボードの後方におろしカカトがついている状態にし、ビーターは打面にヒットしたら離すという踏み方をしてください。
(ビーターを押し付けずにヒットしたら離すという奏法はオープン奏法と言います)
先ほど最終的にという言葉を使いましたが、踏んだ瞬間にこの一連の動作をするので、カカトが下につくのは鳴らす音符とほぼ同じになりますので、あたかもカカトで踏んでいるような感覚や見た目になるのです。
もちろんこの一連の動作を一瞬でやるので、足首の滑らかな動きが必要になってきます。
体のバランス的に考えてもそうですが、カカトまでしっかりと着地していた方が安定します。
その安定がリズムの安定にもつながってくるのです。
こんな時も意識しよう
よくドラムセットを使った手の動きの練習をするときに、キックを4分音符で踏みながら練習することがあります。
シングルストロークでのタム回しの練習や、スネアを使ってのルーディメンツの練習のときなんかに手だけではなくキックも4分音符で踏んでいることが多いです。
そんな時も是非、先ほど紹介したカカトへの意識を怠らないでください。
手の練習かもしれませんが、こういうときに足が安定していなければ手の動きも安定されることはできません。
4分音符なんて簡単だからと思っている人も、実際はできていないケースが多いです。
僕も音楽学校時代に「手の練習をするときは、手だけでなく両足とも使って練習するように」と教わり、今まで何万回も4分音符でのキックを踏んできましたがこのカカトへの意識がなかったのでとりあえず踏んでいるにすぎませんでした・・・
もっと早くにこのことを知っていれば・・・なぜこのことまで音楽学校では教えてくれなかったんだ・・・と嘆きましたね。
まとめ
今回紹介したカカトで踏むように意識するというのは、細かな動きになってくると全てこの動きを採用することができなくなってしまします。
早い16分音符のダブルを踏むときなんかは、1打目でカカトをしっかりと下ろしている余裕はありませんからね。
そんな時は無理にやる必要はないのですが、それ以外はなるべく意識して踏むようにすると驚くほどキックのリズムが安定しますよ!
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