体の軸ブレてない?ツインペダルのシャフトを短くすることのすすめ
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ツインペダルを使っているドラマーはとても多いです。
ツーバス仕様のセッティングにしなくてもドコドコとバスドラムを鳴らすことができますし、2〜4打くらいの細かな連打もしやすいのでジャンル問わず使われています。
また、自身のツインペダルならばシャフトの長さをすでに決めてあるのでスレイブ側(バスドラムに直に接続していない方のペダル)の位置を簡単に決めることができ、それゆえにハイハットスタンドの位置も迷いなく決めることができるのもメリットだったりします。
そんなツインペダルですが、皆さんはシャフトの長さをどれくらいにしているでしょうか。
調整範囲の広いツインペダルのシャフトですが、このシャフトの長さによって自身のプレイに影響が及び安定して叩けないということにつながってしまうこともあります。
シャフトは短い方が良い
実際にツインペダルのシャフトはどれくらいにした方が良いのか?ということになりますが、僕がオススメするのは
できる限り短くするということです。
ペダルの踏み方やスネアの配置、ツインペダルのスレイブ側の配置によっても異なりますが、実際にツインペダルを踏むときのように両足をペダルの上に置いた時足がスネアにぶつからないギリギリの長さにシャフトを設定すると良いです。
ちなみに僕自身はPearlのツインペダルを使っていますが、シャフトは一切伸ばしていません。
シャフトが長いということはハイハットが遠くなるということ
ではなぜシャフトを短くした方が良いかというと、ハイハットを自身の体に近づけるためです。
ツインペダルの話をしてきましたのでスレイブ側の操作性に影響するからと思うかもしれませんが、一番の目的はハイハットの位置です。
ツインペダルを使っているということはハイハットスタンドをセットする場所に制限が出てくるということに自然となってくるので、近づけたくても近づけられないという状態が生まれます。
スレイブ側の操作性だけを考えたのならばそこまで神経質にシャフトを短くしなくても問題ないのですが、その先にあるハイハットの位置が自身のプレイの安定感に関係してくるので短くした方が良いのです。
重心が左に傾く
ハイハットを叩くとき(特にビートを刻むとき)は、一般的なフォームとして右手を体の前にもっていき手がクロスしたような状態で叩きます。
では、そのときにハイハットの位置が遠かったらどうするでしょうか?
もちろんスティックを届かせるために手を伸ばすでしょう。
そうなると自分では手だけ伸ばしているつもりでも、実際は体もだんだんと左側に傾いてしまっていて体の軸がぶれてしまうことになります。
ドラムというのは四肢を使って演奏する楽器ですので、体の軸がブレないことがプレイの安定感につながってきます。
今回のように左側に軸が傾いているのに、一生懸命右足でペダルを踏もうと思っても安定しないことはわかると思います。
また、左側に重心が乗り過ぎているので左足のスレイブ側のペダルを踏もうとした時も、それはそれで踏みにくくなってしまいます。
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シャフトを短くするためには
ツインペダルのシャフトを短くする、つまりハイハットを遠ざけずに自分に寄せることの重要性はわかったと思いますが、セッティングによってはそのままのセッティングではシャフトだけ短くすることが難しい場合もあるでしょう。
そんな時は、まず右足にぶつからないギリギリの所までスネアを右足側に寄せることから始めて、次にシャフトを短くしスレイブ側のペダルを左足にスネアがぶつからないギリギリの所まで寄せて、最後にハイハットのスタンドを寄せるという流れをとると良いでしょう。
シングルペダルを使っている人の場合なら、右足とスネアの間に余裕を持って多少隙間があってもスレイブ側のペダルがないぶんハイハットの位置を適度な位置にセットしやすいですが、ツインペダルを使っている場合ではそんな余裕はないのでシビアにギリギリまでスネアと足の位置を近づけてください。
シャフトを伸ばす場合は左右均等に
僕自身はツインペダルのシャフトを一切伸ばしていないと言いましたが、人それぞれセッティングも違いますし使っているメーカーや商品によっても違いがあるので、多少シャフトを伸ばさないと厳しい場合もあります。
そのような場合はシャフトを伸ばしても構わないのですが、そういった時は左右均等にシャフトを伸ばして下さい。
片側だけを伸ばしていたり伸ばしている左右の長さが違うと、シャフトの回転やスレイブ側の動きのバランスが悪くなるので長さ調節は左右均等にやりましょう。
そんな時に役立つのが以前の記事でも紹介したメジャーです。
僕は一切シャフトを伸ばさなくなる前は、しばらく片側0,5㎝の計1㎝だけ伸ばすという長さにしていたこともありますので、そのくらい細かく少しずつ調節していってください。
ドラマーにとっての1㎝は、体感的にはすごく大きいですから。
その他の方法として
ちょっと機材をそろえる必要がありますが、ハイハットを近づける=ツインペダルのシャフトを短くする方法をいくつか紹介します。
・リモートハイハット
リモートハイハットを使うとペダルの位置は特に変えなくてもハイハットだけ近づけることができます。
・小口径のスネアを使う
標準的なサイズのスネアは14インチですが、それよりも少し小さい口径の13インチなんかのスネアを使えば足とスネアがぶつかりにくくなりますので、その分シャフトを縮めることができます。
13インチのスネアだとJoey Jordisonモデルのスネアが有名ですね。
・大きめの口径のハイハットを使う
先ほどのスネアとは逆で標準的なサイズが14インチのハイハットではなく、少し大きめの15インチのハイハットを使えばそのぶん体にハイハットが近づきます。
僕自身、ツインペダルのシャフトを一切伸ばしていないとはいえ、まだ理想の近さにはあと少し足りないということと、最近長年使っていたハイハットが割れてしまったので次にメインとして使うハイハットは15インチのものにしようと思っているところです。
もちろん音色も15インチのものに憧れがありましたので、僕にとっては一石二鳥になりますしね。
まとめ
ドラムという楽器は複数のシンバルやタイコが組み合わさって出来ている楽器ですので、何か一つの配置が他のパーツの配置に影響を及ぼします。
そして、四肢を使って座りながら叩くという点もドラムならではですので、体の軸についてもしっかりと考えていかなくてはいけません。
ツインペダルのシャフトの長さや、それによって影響されているハイハットの距離などを今一度見直して自身のプレイを安定させましょう。
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