必要以上にハードヒットしない方がイイ音するよ!
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頭を振りながら腕を大きく振りかぶり、力いっぱい激しくドラムを叩く姿はかっこいいです。
ドラムをやっている人ならば、自分もそんな姿で叩きたいと憧れを抱くものです。
しかし、そういった憧れを持つと大抵は力ずくでドラムを叩くようになり、必要以上にハードヒットするようになります。
見た目的にはかっこいいかもしれませんが、その力ずくで必要以上にハードヒットした音ってイイ音でしょうか?
耳に突き刺さるような痛い音がしていませんか?
ドラムという楽器はリズム楽器という位置付けですので、とりあえず音が鳴ってリズムを生み出していれば成立してしまします。
ですが、ドラマーでしたらイイ音で演奏したいと思いますよね!?
見た目ばかり意識するのではなく、叩いている1音1音をもう1度見つめ直してみましょう。
良い音の定義は人それぞれ
先ほど言った必要以上にハードヒットすることによって発生する音を、耳に突き刺さるような痛い音と表現しました。
しかしこの音、一見悪い音のような気がしますがそんなことはありません。
この突き刺さるような痛い音が好きで良いと思う人もドラマーの中にはいます。
つまり、良い音の定義は人それぞれということです。
ですが、この痛い音という言葉からしても心地よい音という印象は抱かないですよね!?
(中には、これが心地よいと思う人もいるかもしれませんが)
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僕が思う良い音
心地よい音というと、もっと耳に自然に入ってきて長い間聴いていたくなるような音かと思います。
僕はそんな心地よい音がイイ音と感じています。
別の言い方をすると、バランスよく自然に鳴っているということです。
スネアを例に出すとシェルやヘッド、フープ、スナッピー等の各部位がバランスよく馴染みあって自然に鳴っている状態ということです。
これにはタイコをチューニングする技術も必要になりますが、その他に必要になり影響してくるのが叩き手のタッチです。
力まず脱力して叩くということです。
スティックが打面に当たってからも、そのまま押さえつけるかどうかでもタイコの響きに影響してきます。
ハードヒットというのはスパイスの一種
では、僕がドラムを叩くときにハードヒットをしないのかというと、そうではありません。
ハードヒットもします。
楽曲やセクションによっては激しい曲調を演奏するときには、あえて大きく振りかぶって耳をつんざくような爆音が必要になることもあるのでそういった場面で使います。
(ですがこの場合も脱力は意識しているので、力任せに叩いた音とは音色は異なります)
ハードヒットというのはスパイスのようなものです。
同じ食材でも、この場面ではスパイスを多めに入れて刺激を強くした方が合うなと思ったら足すのと同じです。
ですので、やはり食事と同じで好みは人それぞれですから、激辛のものが好きでなんでも激辛にしたい人がいるように、必要以上にハードヒットをすることやその音が好きな人もいるということです。
ですが、それでは辛味成分が多すぎるので食材の味を感じにくくなり口の中はヒリヒリするという現象になってしまうということです。
弱く叩けということではない
必要以上にハードヒットをしないようにすると、弱く叩きすぎてしまう場合があります。
小さい音を出すためにあえて弱く叩いているのなら構いませんが、そうでないのなら楽器をしっかりと鳴らさなくてはなりません。
あくまで必要以上にハードヒットしないということなので、しっかりとしたショットスピードやそれによる音圧は必要になります。
どうやって叩いたらタイコやシンバルが自然に鳴り、良い響きがするのか、タッチを研究してみましょう。
重要になってくるのは、やはり脱力ですね。
脱力をしっかりとしていれば、振りかぶって打点を高くしてもそこまで痛い音になりません。
見た目からは大きく振りかぶって激しく叩いているように見える人でも、しっかりと脱力ができていれば音色は心地よいものになるのです。
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